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Excelの天敵!!!マウスのチャタリングをやっつけろ!!!

今回はExcelの天敵と言っても過言ではない、マウスのチャタリングについてお話します。

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マウスのチャタリングとは

マウスのチャタリングとは、一般的にはマウスが「壊れた」状態のある事を指す用語です。


実害として

  • クリックが反応しないときがある
  • シングルクリックがダブルクリックになるときがある
  • ドラッグ中にクリックが連打される
  • クリックが全く反応しない

と、言ったことが起こります。


皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?


実はコレ、ある程度は自分で直せます。


Excelの天敵

Excelは本当に色々な機能のある素晴らしいソフトです。

一部のユーザーさんは、あらゆる操作をキーボードで行う変態さんもいらっしゃるようですが、普通の人は「クリック」を基本とした操作が主軸になると思います。

その中には当然「ドラッグ」や「ダブルクリック」に対応した便利機能があります。

もし、マウスのチャタリング現象が起こると、そんな便利機能が、我々に猛威を振るいます。


Level1 うまく選択ができない

Excelの通常時に

  • クリック→勝手にセルの編集モードに入る
  • ドラッグ→セル範囲の選択ができない

セルの編集モードのときに

  • クリック→ダブルクリックで単語選択になる
  • ドラッグ→文字範囲選択ができない


こうなると、慣れてなくてもキーボードでやったほうが早いくらいです。

(ある意味、良い練習になるやもしれません)


でも、まあ、この程度なら可愛いもんです。


Level5 画面がぴょんぴょんする

こころぴょんぴょん....

Excelでは、セルの枠線部分をダブルクリックすると、Ctrl+矢印と同じ挙動をするのはご存知でしょうか。

  • クリック→データの末端にジャンプ
  • クリック→1048576行目にジャンプ
  • クリック→XFD列にジャンプ

これ、滅茶苦茶イライラしますよね!!!


セル右下の+ボタンを押したら、自動的に適切な範囲にフィルを適用してくれる便利機能がありますが、やらなくても良いのに勝手に実行されることもあります。


Level10 データがぴょんぴょんする

こころぴょんぴょん待ち?。 考えるふりして、もうちょっと、....

できるかこらー! とても、心がぴょんぴょんするような気分じゃいられません😢

ドラッグ→文字範囲選択ができない

の上位版として、

  • 「既にデータがありますが、置き換えますか?」が出る
  • 気が付かぬ間に、セルのデータが隣のセルに移動する

というデータ破壊が起こります。

データを壊さないように、作業にかなり神経を使います。

とても、ぴょんぴょんするような余裕はありません!


Level999 ファイルが消える

これは、もう、Excelではないんですが・・・

  • 同じエクセルを2つ起動して、片方が読み取り専用です。と表示されたり。
  • ファイルのドラッグ中に、クリックが途切れてどこか別のフォルダに移動

ファイルが消えた。

犯人は誰だ!

と、大騒ぎになります。


チャタリングが起きたら試すこと

マウスのチャタリングは、通信障害や内部にあるマイクロスイッチという部品の故障によって発生します。

この現象が起きたということは、マウスが壊れつつあるのは間違いないのですが、修理しなくても「使い方」を変えることで軽減できる場合があります。


壊れ初めのうちは、人間の静電気というほんの僅かな影響でチャタリングが起こります。

個人的にもチャタリングの話が上がるのは、秋から冬に掛けてがダントツで多い気がします。


マウスの電池を交換

無線マウスの場合、乾電池が入っていると思います。

電池不足で発生している可能性もあるので、とりあえずは電池を新しいものに交換してみてください。

バッテリー残量が十分にあるようなら、そっと戻して次に進みましょう。

当然、内蔵バッテリーで電池交換不能のマウスや、有線マウスではこの方法は使えません。


接続をやり直す

これは電子機器全てに言えることですが、機器内部に静電気が貯まることで動作不良を起こすことがままあります。

ですのでマウスに限った話ではありませんが、静電気の除去方法として最も一般的なのが、電源を切ることです。

マウスで言うなら

  • USBケーブルの抜き差し
  • 電源スイッチのON/OFF
  • 電池の抜き差し

ですね!

でも、ただ切るだけじゃ静電気は抜けません。

まず、電源を切って、数回クリックした後、クリックをしたまま電源を入れるようにしてください。

左右同時にやるのが難しければ、個別にやっても大丈夫です。

チャタリングが軽症ならば、これを行えば当分は治ります。(静電気が溜まったら再発します)


因みにパソコンの調子が悪い時も、コンセントを抜いて(できればBIOSのコイン電池も抜いて)電源ボタンを数回押してから電源を入れると、かなりの割合で治ります。


服を脱ぐ

突然何を言っているかと思うかもしれないが・・・冗談ではありません。本気と書いて、マジです。

そもそも、静電気が何処から生まれるのかと言うと、一番は使っている人間でしょう。

そして冬場はセーターなどを着て、全身静電気まみれでしょう。

これは機械に対して総攻撃を仕掛けているに等しいです。

はい、というわけで、チャタリングに文句を言う暇があったら、全裸になりましょう


故障を疑う

ここまで試して解消しなければ。

再発するようになったならば。


おめでとうございます。

あなたのマウスは故障してます。

修理が必要です。


でもその前に・・・


フリーソフトを使って事故を防ぐ

どうしても修理まで時間がかかるという場合は、チャタリングキャンセラーと呼ばれるフリーソフトを導入する方法があります。


例えば有名なのはコレ

https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/chattecancel/


また、ドラッグ&ドロップでのファイル移動を禁止するAlterDnDというフリーソフトもあります。

https://forest.watch.impress.co.jp/docs/review/675673.html


チャタリングの修理方法

さて、チャタリングの原因はマウス内部にある「マイクロスイッチ」と呼ばれる部品の故障です。

機械である以上、故障から逃れることは出来ませんが、逆に言えば修理もできるということになります。

幸いにして、チャタリングの修理は比較的容易です。


修理方法

検索した結果、3種類の手法があることが分かりました。


参考記事

「型番+修理」でググれば本当にたくさん出てきますが、私は以下の記事に目を通しました。


使用機材

先日、二台目のG602のチャタリングがひどくなってきたので、すでに使用をあきらめた歴代のマウスもまとめて修理してみました。


今回修理したのは、M950、M570、G602の3種類です。

LOGICOOL ワイヤレス ゲーミングマウス G602

LOGICOOL ワイヤレス ゲーミングマウス G602


修理にあたっては、全て家にある道具で対応しました。

今回は家にあった無水エタノールを使用しましたが、本当は接点復活剤を使うほうが耐久性があがるので良いそうです。

無水エタノールP 500ml(掃除)

無水エタノールP 500ml(掃除)

下記ドライバーはマウスに六角星*のネジが使用されているので必要になりました。

細かい作業は精密ドライバーのほうが便利ですね。

ベッセル(VESSEL) 精密ドライバーセット +2本 -4本セット TD-56

ベッセル(VESSEL) 精密ドライバーセット +2本 -4本セット TD-56

電子機器をバラすときは、ネジが紛失しないように、適当な磁石で固めておくのが好きです。

磁石をドライバに付けておくと、連続してネジの取り外しができるので便利ですが、機械を傷めないように注意しましょうね。

無水エタノールをマイクロスイッチに点下するために、スポイトが必要だったのですが、スポイトも注射器も持っていないので、台所をあさっていたら、弁当に付いてきた醤油差しを発見しました。

一度入れたエタノールを捨てて、洗浄してから使いました。

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結果的に、サイズぴったりで、かなりベストな選択だったと思います。


作業報告

具体的な修理の過程はTwitterの下記スレッドを参照していただくとして、ハマった点などを箇条書きにしておきます。

  • ネジはマウスのグリップの裏に隠れています。このグリップを剥がす時はマイナスドライバーや爪を使って、粘着部分ごと剥がすようにしないと、あとで接着剤が必要になり面倒なことになります。
  • G602はプラスドライバーではずせましたが、M570とM950は六角星状の(アスタリスク*みたいな)形のネジが使用されていました。上記ドライバーセットのJK-CRV T6がぴったりサイズでした。
  • ネジは思わぬところに隠れているため、型番でググってネジの位置を特定してから作業に取り掛かることをオススメします。
  • 修理を始める前に、マウスの動作確認を済ませておいたほうが良いです。G602は2台作業したのですが、1台が全く使えなくて修理前から完全死していたのか、修理によって壊したのか分からずじまいになりました。

作業風景

https://pbs.twimg.com/media/D9JU_ccUwAECVPK?format=jpg&name=4096x4096


後日談

既存のマウスが治ったことで、後継機種・上位機種に相当するマウスの買い替えを尻込みするようになってしまいました。

(実はMX Masterの第一世代を所有しているが、FLOWが付いていないので第二世代が欲しい。FLOWを使えば複数台のPCを自動で切り替えて使用できる)


まとめ

マウスのチャタリングを放置することは、誰にとってもメリットはありません。

我慢して使うと多大な被害が出る恐れがあります。

  • マウスに異常を感じたら、事故が起こる前に対策を取りましょう。
  • さらに良いマウスを購入して、仕事の効率をUPさせましょう。
  • 決裁権限者は高級機種の希望が上がっても、文句を言わず迅速に許可を出しましょう。

某社みたいに、決裁権限者が購入を渋るようでは、多大な損失が出る恐れがあります。

以上


何か御座いましたらコメント欄、またはTwitterからどうぞ♪

それではまた来週♪ ちゅんちゅん(・8・)

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